アサリの美味しさ分析や、海域の水温・成分データ、垂下式育成の成果の報告共有など、定期的にメンバーが集まり互いにディスカッションする勉強会を行っています。
具体的にはアサリの産地別特性を明確化するためのデータ分析や地区間の個体の比較等を行い、それぞれの”美味しいアサリ”の特徴を数値化されたデータで知ることで、今後のアサリの育成保護に役立てていきます。
~ アサリの天敵「クロダイ」を食べちゃえ~
クロダイは干潟で育つアサリを食べてしまうため、八代干潟のアサリ漁獲量は減少しています。そんな厄介者のクロダイも、実は食べるとおいし
いお魚。
クロダイの美味しさを知って消費拡大することで、アサリの漁獲量増加を目指すための取り組みを実施しました。
昔はあちこちで見かけた潮干狩り風景も、アサリの減少と共にほとんど見かけなくなりました。
八代の漁師たちが被覆網を張って管理した漁場で大きく育った天然の干潟アサリ。
漁師の話を聞きながらアサリ漁の現状を知り、八代産アサリの価値を知ってもらうための取り組みを実施しました。
地元のアサリを地元の方が知らない。そんな声をいただきました。自分の産まれた土地で育ったそんな八代アサリの美味しさを知っていただきたい。当研究会メンバーならびに生産者の皆様、八代漁協、八代市様関係各位の協力のもと企画し、八代市新庁舎前の広場をお借りして、試食会と販売会と実施しました。告知無しの開催でしたが、多くの市民のみなさまにお越しいただき、午前中で予定数量が完売しました。
アサリのみならず漁獲作業は重いものを運んだりと、体への負担、特に腰への負担が多いもの。その身体的負担の省力化(軽労化)実証としてスマートスーツ活用の実証試験を八代漁協事務所にて実施しました。あさり漁業者以外の方にもご参加いただき、実際にスマートスーツを着用し、約20kgのバスケットカゴの持ち運び動作を行いその効果を検証しました。
毎年八代市で開催される九州国際スリーデーマーチ。
第30回目の開催日となるR7年2月28日に八代アサリのPR活動の一環として八代市担当課さんのご協力のもと、八代漁協事務所前にて、参加者の方への八代産アサリを贅沢にもふんだんに使用した貝汁(お味噌汁)のふるまいを実施しました。大会には県外、海外からの参加者が多く、たくさんの方に食べていただき、「こんなに立派なアサリ汁は初めて食べた」「こんな美味しいアサリは食べてことない!」「so good!!」「毎年やって欲しい」など大好評でした。